日産ノートe-power発売

日産ノート e-powerが発売

日産ノート e-powerが発売しました。

エンジン→発電→バッテリー→モーター(シリーズ方式)のようにエンジンを発電のみに利用する車で、燃費はJC08モードで37.2]km/l]。燃費が良いのは、エンジンを発電のみに使っていて高効率で回しやすく、動力伝達がモーターのみの1系統で停車時の回生がしやすそうなあたりが原因でしょうか。

公式Webを見る限りでは、一定量充電してはエンジンがしばらく停止する方式のようなので、バッテリーの劣化で損失も増えるようだと燃費も下がりそうですね。

www.nissan.co.jp

ノートのバッテリー容量は一般的なHVに近く、純粋なEV(リーフ等)と比べるとかなり小さいので将来的に駆動用バッテリーを交換するとしても、交換費用に関してはリーフ(60万円位)よりはプリウス(18万円位)に近いかもしれません。

 

駆動用バッテリー容量[kWh]

  • リーフ  :24
  • ノート  :1.47
  • プリウス :1.31
  • アクア  :0.936

 

公式Web下の方に「※5 ヒーター使用時等には発電用エンジンが始動します。」と記載があるので暖房はエンジン排熱を利用できる方式と想像されます。

 

ノートe-powerはモーター駆動ですが、ガソリンエンジンで発電するHVなので、給油に関しては一般のガソリン車の使用感と変わらないと思います。

EVで今までは充電長いなーと思っていた部分がガソリン車の給油に置き換わり、乗車感ではEV(モーター)を味わうことが出来るので面白そうですね。 

 

今回のノート e-powerのように、エンジンを発電機としてのみ使う方式でカタログ燃費だけでなく実燃費が改善するとしたら、今後はこの方式が大きく普及する可能性も考えられます。エンジンからの動力を全て電力に変換するシステムなので、将来的には車を電源として利用しやすくなる未来にも期待したいですね。

車に100Vコンセントが標準装備される未来も近いかも…!?

 

エンジンを発電機としてのみ利用する方式が大きく普及した場合は駆動系がモーター前提になるので、将来的にガソリン価格が高騰した場合のEV車への移行もスムーズかと思われます。そうなった場合、すでにリーフ等の電気自動車も持っている日産が日本ではリードしそうですね


発売からしばらくすると、利用者から使用報告があるものと思いますので、実際の使用感や実燃費等の報告を期待したいですね。

 

日産ノート e-power、筆者は電車が便利な地域に住んでいるため、近々の車購入予定はないのですが、車を買うのであれば欲しいなと思う車でした。

 

のってみました。(レンタカー)

 折角だしe-power乗ってみたいな~、ということで先日乗ってみました。
元々リーフには乗ったことがあったので、近いと言われるリーフと比較すると
・暖房による燃費を気にしなくて良い
・航続距離が長い
・充電より給油はやっぱり早い
・停車後にふとしたタイミングでエンジンが回る
・車体の内装がリーフより良い(?)
・加速がリーフより心持ち鈍い(?)
・ワンペダルは最初はキモいけど慣れれば街乗り・渋滞は楽
という点が挙げられるかと思います。

特筆点としてはモーターの乗り味を維持したまま航続距離が長いのがやはり大きいです。以前リーフに乗った際には、航続が150kmも怪しく充電スタンドが少なくて充電時間も長いことから
「中短距離通勤と趣味以外で使うものじゃないな…」
という感想を持っていたのですが、ノートe-powerはタンク容量41[L]で実燃費も20[km/L]は出る感じだったので、航続700kmは信用出来て燃料もただのガソリンなので遠出にも問題無く使える感じでした。(ガソリン車なので当たり前ですが。)

実際レンタルした日は往復440km程度の道中を高速込みで往復して消費が22L程度という実績でした。

停車時にエンジンが回る気がしたのはたまたまか、バッテリー推移的にそうなりがちなのかもしれませんね。

ベタ踏み時の加速がリーフより鈍い気がしたのは本当にそうで、バッテリー出力なのか制御の関係なのかは分かりませんが、瞬時の加速はリーフのほうがほんの少し良いと思います。(乗ってる人間が重かった説…)
まあベタ踏みは普段しないので実用上は関係無いと思います。

ECO、Sモードの回生ブレーキは相当強力で、慣れてないのもあって個人的にはあんまり合わなかったです。Sモードは加速がマシなのもあってか多少違和感が小さかったです。回生ブレーキはこれで燃費が上がってるなら嬉しいなって程度。

車も観光も楽しめたので適度に良いドライブでした!