輸出系企業に勤める人への円買いのススメ

(注)くれぐれも投資は自己責任で。

輸出系企業に勤める人に円買いのススメ

輸出系企業は海外売上比率が5割を超える企業も少なくないですが、そのような企業の利益は外貨建てで達成されていることが多いです。一方で本社機能や研究開発拠点は日本に集中している場合が多く円建てのコストが大きい場合も多いです。

一般に円安の状況では円建てのコストが稼ぎである外貨に対して圧縮される為、輸出企業は利益を上げやすくなっています。

ここ数年は日銀が金融緩和によって円安・インフレを誘導しているので、国をあげて輸出企業を優遇している状況とも言って良いと思います。

 

そんな中で輸出系企業に勤める人へのリスクは"円高"ということになります。

円高の要因としては

  • 日米通商協議で為替条項がつく可能性
  • 関税25%を想定した駆け込み需要から2019年初頭から景気が冷え込む可能性
  • アメリカの中立水準接近に伴う利上げの停止ないし利下げによるドル安
  • 金融業や市場流動性への影響に配慮した日銀の金融緩和減退による円高

等が考えられ、それなりに近い内にに円高に振れてもおかしくない状況だと考えています。4つ目は日銀の姿勢から殆ど無さそうですが…

また購買力平価という物価の観点から見ても現在は円安といえる状況かと思います。

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主要通貨購買力平価[ドル円]

出展(主要通貨購買力平価(PPP)|公益財団法人 国際通貨研究所

 

円安・インフレどちらの局面でも輸出系企業に勤める人は外貨建てに近い形で利益を上げられることから得になりますが、もし円高・デフレの状況では業績が厳しくなり賞与等が減る可能性があります。そのことから円高局面で収入が大きく振れないようにする対策がある種のリスクヘッジになると思います。
上記から輸出系企業に勤める人は長期で円を買っておくのも良いかと思います。

 金利差がある状況で為替取引でドル→円を買うのは金利分の損があり精神的に辛い部分があるので、金利が円と同じく殆ど無いユーロ→円のほうが長期では持ちやすいかもしれません。ただしユーロの動きは激しいのでドル円よりはやや値が大きく振れるリスクが高いと思います。

 

あまり関係無いですが、筆者は平均110円くらいのドル円売りのポジションを持っていて先日1/3のフラッシュクラッシュで105円代で決済出来たのでちょっとしたお小遣いがゲットできました。:D
性懲りも無く決済後にまた108円代でドル円売りポジションを抱えているので、125円等、円安に大きく振れたら「m9(^Д^)プギャー」してください。

 

相変わらずブログタイトルと関係無い記事でした。ではでは。
(注)くれぐれも投資は自己責任で。大事なことなので2回(ry