ターボ機械のP-Q特性について
P-Q特性とは
P-Q特性(P-Q線図) はファンの性能の指標の一つで、ある回転数における流量Q [m3/s]と流出・流入口の圧力差P [Pa]の関係を表した特性です。流量と圧力の単位は様々な組み合わせがあります。
ポンプの場合は揚程曲線(head curve)、Q-H特性(Q-H線図) 等と呼ぶことが多いようです。基本的な概念はファンと同じかと思います。
P-Q特性は縦軸を圧力P、横軸を流量Qとした以下のようなグラフで表されます。
装置とのマッチングについて
ファンP-Q特性と、それにつながる装置の損失特性(システムインピーダンス)の組み合わせから、実際の動作点が決まってきます。ファンの出す力と流路の抵抗が釣り合うイメージですね。
実用上は、換気・吸込・放熱等の目的に必要な圧力・風量を出す能力があり、かつ求める風量付近で効率良く安定に運転出来るファンを選定する、という形になってくるかと思います。
ファンに関する解説が、以下の日本電産の技術解説にかなり詳しく書いてあるので、もっと詳しい内容が知りたい方は参照してみるのも良いかもしれません。http://www.nidec-servo.com/jp/digital/pdf/G_technique.pdf
騒音や寿命等の内容まで書いてあってすごい。
(注) 当記事は筆者がにわか知識で書いているものですので鵜呑みにせず、詳しく知りたい方は参考書等を見て頂くようお願いします。m(_ _)m
記事の内容に間違い等見つけた方は、御指摘頂けるとありがたいです。